『コラム・パーク』
この「SHIT」ページにオレのコラム、ライターの石井さんのコラムに続き、第3の読み物コンテンツを作ります。
それが「皆さんからの文章を募集して掲載する」コラムです。
題して...「コラム・パーク」。
インターネットをあちこち見ていると、皆さんの書く文章が実におもしろい。興味深い。ブログやツイッター、facebook でもどこでもなんでも、本当に楽しい切り口の興味深い読み物がいっぱいあります。
元々、この「SHIT」のページの読み物をもっと充実させたいなぁと考えていたので、「それならばいっそ、一般から募集して、おもしろい物を掲載させてもらえばいいじゃないか!」となったワケです。
お題はなんでも構いません。
音楽、音楽業界、バンド、楽器、家族、子育て、結婚、仕事、ビジネス、ペット、政治、経済、社会問題、原発、災害、地方都市、アイドル、テレビ、恋愛、セックス、会社、学校、病気、趣味、ライフスタイル...なんでもいいです。
文章なんか書いたことない方でも全然構わないんです。むしろそういう方がおもしろいことになるんじゃないかと思いますし。
一度オレが読ませてもらって、「おもしろい!載せたい!」と思ったものを掲載させてもらおうと思ってるんですが、その判断する当人のオレが文章に関して素人ですし(猛爆)
文字量もお任せします。ただツイッターじゃないので、140字じゃ掲載できませんが...。
このアドレスに送って下さい!→ columnpark@pizzaofdeath.com
フォームはワード、テキスト、メールに直接書くでもなんでも結構です。
個人情報は厳密に管理しますのでご安心ください。
とにかく個人の考えや想い、身に起こったストーリーなどを広く読んでもらいたい方に解放する場を設けるんです。
オレは過去にもこういったチャレンジを何回かしたことがありまして(例えば...バカ部とかw)、コンテンツを皆さんからの投稿だけで成立、継続させるのは難しいことなのかなぁ?と感じている自分もいます。
でも、また!チャレンジしたいです!
もし続かなかったら...なかったことにして、ヒッソリと畳みます(猛爆)
始まりもしないかもしれません(猛爆)
でもそれは、あなたのちょっとしか思い切りでどうにでもなるんです。
2013.4.19 横山健
「つながり」
血のつながり
私は小さい頃より血のつながりが好きだった。
親と似ている所、祖父と似ている所、いいところ、悪いところ。
親戚一同集まった時の似ているものたちの塊感。
思春期には容姿的遺伝に激しく恨んだこともあった。
が、それも今となれば血のつながりの大事さ、先祖が繋げてきた命の歴史として大事に思う。
そんな自分が連れ子のいる女性と再婚した。
連れ子は5年生の女の子と、3年生の男の子。
自分が実の両親を遺伝的に恨んだ思春期に、血のつながりのない私と突入していく姉弟。
その姉弟が、私に懐かなければ結婚することは無いという前提でお付き合いを重ねた。
非常に慎重に重ねた。
私の両親や友達は反対派が多かった。みな姉弟を心配していた。
親の勝手によって転校などで環境が変わることを、皆反対した。
結果的によく懐いてくれた姉弟たち。懐かれすぎてその裏返しが怖いくらいになついてくれた。
実の父に甘えられなかった分だけ、私へのなつきに反映されていたのだと思う。
彼女とものすごく悩み、考え結婚に至る。
子どもと養子縁組をし、私の家へ招き入れた。
血のつながりが好きだった私にとって、血のつながりを余計に考えさせられる日々。
似ていない容姿。似ていない性格。子育てする上で自分の小さいころを参考にすることができなく難しい。
分かっていて養子にしたが、心のどこかで血のつながりがないことが心に霞をかける時がある。
私はギターが好きだった。下手だが今でもずっと弾いている。
中学生の時に初めて見たジュンスカのライブ。森純太さんが黒いレスポールカスタムを腕をグルングルン回して弾いていた。
必要以上にピックスクラッチをしていた(笑)
ただただカッコ良かった。エレキかっけー!
私にはギブソンは高額すぎたし、日本製とはいえ高額だったがオービル社のレスポールカスタムを手に入れた。
パワーコードをひたすら弾きまくった日々。
やがて高校になりパワーコードがガキ臭く感じて、離れていった。
グレッチでJAZZな音などに惹かれていく。
パンクを卒業したかに思えた専門学校時代に、友達からメロコアを勧められる。
「けっ、どうせパワーコードガチャガチャやるんだろ」と思いつつ再生したCDが
ハイスタのアルバム"Growing Up"だった。
頭の中はただひたすら「楽しい!」それしかなかった。
パワーコードガチャガチャではあるのだが、メロディアスであり、トリッキーに曲が変化したり、スピードの爽快感がある。
コーラスやスクリームの楽しさ。あとはなんかお茶女(笑)
なにより嬉しかったのが、レスポールカスタムをガチャガチャ弾きまくっているギタリストがメンバーにいた事。
やっぱりカッコいい。ジャンルとかじゃない。かっこいいものはカッコいい。
先日、息子になった小学3年生の男の子が車で流していたKenさんの Dream Of You に興味を示した。
英語の歌詞は理解していないと思う。頭を震わせノッていた。
早速帰って、曲に合わせてギターを弾いてみせた。
すげーと喜ぶ息子。
その瞬間、息子と何か繋がった気がした。
少年の頃にエレキカッケーと感じたあの純粋な気持ちを共有できた気がした。
血のつながりは大事なものだ。
でも、繋がる方法は幾らでもある。
音楽だって、料理だって、映画だって、キャンプだって。
何か扉が開いた気がした。
おれはこの姉弟の実父には永遠になれない。彼らも本当ではない父だというのが理解できる年齢だ。
だが、実父以上に「つながり」を増やしてみようと思った。
大人になるまでに色んな種をまいてやりたいと思った。
まずは息子にDream Of You をコピーさせたいと思っている。
家族でバンドできたらいいなぁ。